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大学院ゼミ

2014年度


コミュニケーション社会学特定演習I/Communication Sociology Seminar I
コミュニケーション社会学特別演習I/Communication Sociology Seminar I
牟田 和恵 教授

【講義題目】 フェミニズムと正義


【授業の目的】
文献講読を通じて、フェミニズムの観点からの正義論について学ぶ。併せて、若手研究者のすぐれた実証研究を通して自らの研究の方法論について学ぶ


【講義内容】
(1)スーザン・オーキン『正義・ジェンダー・家族』(岩波書店、2013年)、アイリス・ヤング『政治的責任論−−構造的不正義を正す』(岩波書店、2014年予定)の講読とディスカッションを通じて、フェミニズム研究の視点からの正義論について理解と考察を深める。
(2) 牧野雅子(京大研究員)『刑事司法とジェンダー』を読み、性暴力問題についての理解を深めるとともに、実証研究の方法論について学ぶ。


【授業計画】
第1週 授業の進め方について説明、スケジュール決定
第2週〜第14週 (1)の2冊の文献を順次読み進める
第15週 (2)の文献を読む

なお、いずれかの回に、(1)文献のそれぞれの訳者のひとりである久保田裕之氏・岡野八代氏および(2)著者の牧野雅子氏が、ゲストとしてご参加いただける予定。


【学習方法】
毎回の授業時に、その週にやる章を読み、学んだ点や疑問点を明らかにしておく。授業は、参加者全員が内容を読んできていることを前提として行われる。報告担当週には、議論のためのレジュメを用意する。


【教科書】
講義内容記載の通り。


【参考文献】
適宜指示する。


【成績評価】
出席、報告、レポートにより総合的に評価する





コミュニケーション社会学特定演習II/Communication Sociology Seminar II
コミュニケーション社会学特別演習II/Communication Sociology Seminar II
辻 大介 准教授

【講義題目】 構築主義と言説分析


【授業の目的】
「(社会的)構築主義」も「言説分析」も、現在の社会学においてはすでにポピュラリティを獲得したと言えるだろうが、ややもすれば安易に用いられる傾向も否めない。
この授業では、単なる「手法」としてそれらを学ぶのではなく、理論的によく練られた考察を含む文献・論文を講読することを通して、構築主義、言説分析に関する理解を深めることを目的とする。


【授業計画】
第1〜10週は下記の文献から論文を抜粋して講読し、第11〜15週は受講生の選定した論文の講読(もしくは各自の研究報告)を行う。
なお、進行や理解度に応じて、日程配分は変更することもある。
平英美・中河伸俊編『新版 構築主義の社会学』世界思想社、2006年
佐藤俊樹・友枝敏雄編『言説分析の可能性』東信堂、2006年
酒井泰斗ほか編『概念分析の社会学』ナカニシヤ出版、2009年
P.L. Jalbert ed.(1999) Media Studies: Ethnomethodological Approaches, University Press of America


【学習方法】
予習(というか自学自習)が重要。
この分野の古典とも言えるフーコー(歴史的言説分析)、マンハイム(知識社会学)、ベッカー(レイベリング論)等々に関しては――原典にあたらないまでも――せめて入門書程度の予備知識はつけておくこと。
たとえばエスノメソドロジーなら、前田泰樹ほか編『エスノメソドロジー』新曜社(2007年)くらいは読んでおこうということである。


【教科書】
特定の一冊を用いることはせず、上記の文献から論文を抜粋して講読する。


【参考文献】
授業の際に適宜紹介する。


【成績評価】
出席 20%
レジュメ・口頭報告の内容 50%
ディスカッション等への参加 30%
(評価方式および配分は、受講生数等によって変更・調整する場合がある)





コミュニケーション社会学特定研究(Seminar for Master's Thesis)
牟田 和恵 教授/辻 大介 准教授

【講義題目】 修士論文の指導
【授業の目的】 専門知識の習得
【講義内容・授業計画】各自の研究進行状況に応じて指導を行なう。





コミュニケーション社会学特別研究(Seminar for Doctorial Dissertation)
牟田 和恵 教授/辻 大介 准教授

【講義題目】 博士論文の作成
【授業の目的】 博士論文の作成のために、各自の研究テーマに基づき、研究指導を行う。
【講義内容】
1年生次は、年度末に博士論文の構想をまとめたリサーチ・プロポーザルを提出することを目指し、そのための研究を進める。
2年次生は、博士論文の中間のまとめとしてのウィンターペーパーを年度末に提出できるように、研究を進める。
3年次生は、ウィンターペーパーを発展させ、博士論文を執筆する。



Ver.2014